信じがたい事件が発覚しました。
AIが生んだ「架空の女性政治活動家」
立憲民主党の党員である男性が、生成AIを使って「中村りほ」という架空の女性を作り、立憲民主党を名乗るXアカウントで政治活動を発信していたのです。
しかも、その架空女性には「性暴力」「妊娠」「出産」という極めてデリケートな人生まで設定されていました。
女性支援や子育て支援を訴えながら、存在しない人物に実在するかのような人生を語らせていた。
これは単なるAI画像の遊びでは済まされない問題です。
巧妙な演出:リアルな人物を装った政治発信
「中村りほ」は、まるで実在する政治活動家のように作り込まれていました。
赤ちゃんを背負いながら街頭演説に立つ姿。
日常生活を投稿する姿。
架空の父親とのXでのやりとり。
架空の妹とのツーショット写真。
さらには靖国神社参拝などのAI画像まで発信されていたと報じられています。
目的は何だったのか。
人々に「実在する人物」だと信じ込ませ、立憲民主党のイメージアップのためだったのではないかと、思われますが、動機はまだよく分かりません。
特大ブーメラン:AI世論操作を批判していた立憲
ここで思い出したいのが、立憲民主党自身の過去の主張です。
同党の杉尾秀哉議員は今年6月、AIやボットによるフェイク情報、世論操作の危険性について強く警鐘を鳴らしていました。
「放置すれば酷いことになる」
まさにその懸念を、皮肉にも身内の党員によるAI架空アカウント騒動が体現した形です。
もちろん党組織の関与は現時点で確認されていませんが、党員という党の関係者が行ったことですから、無関係として放置すべきではないでしょう。
実際にこの「中村りほ」を使って立憲民主党のイメージアップを図っていたこと、つまり選挙に絡んだ広報を行なっていたことは否定できません。
メディア沈黙?問われるダブルスタンダード
さらに気になるのが、大手メディアの報道姿勢です。
高市早苗総理を巡る中傷動画疑惑では、立憲民主党は国会で厳しい追及を展開しました。
高市総理は関与を否定し続けています。
一方で今回、立憲民主党の党員によるAIを使った架空人物の政治活動が発覚すると、報道量や扱い方には違いがあるように感じる人も少なくありません。
与党なら大騒ぎ。
野党ならダンマリ。
そんなことでは、国民のメディア不信が深まるのも当然ではないでしょうか。
まとめ
問われるのは政治とメディアの公平性
今回の問題で最も重要なのは、感情論ではありません。
AIを使った情報操作に対し、誰であろうと同じ基準で検証することです。
立憲民主党には、一党員の問題として終わらせるのではなく、事実関係を明らかにし、国民に十分な説明を行う責任があります。
そしてメディアにも求めたい。
与党にも野党にも、同じ厳しい基準を適用すること。
それこそが民主主義を支える本来の役割ではないでしょうか。
「他党には厳しく、自分たちには甘く」
そんなダブルスタンダードこそ、国民の政治不信とメディア不信を加速させる最大の原因なのです。
