簗和生農林水産大臣の不適切発言を巡り、国会内外で激しい辞任要求が巻き起こっています。
更迭論と続投論の間で揺れ動く
私自身も当初は、発言の軽率さから「会期前に早期更迭して幕引きを図るべきだ」と考えていました。
しかし、このスキャンダルの裏に潜む凄惨な政局の暗闘を知るにつれ、私の考えは揺れ動くようになりました。
メディアによる一部の切り取り報道に同調してしまうと、政治家の本質や国家の重大な局面を見誤ってしまいます。
一次情報に基づき構造を冷徹に読み解けば、今回の騒動が単なる一閣僚の失言問題にとどまらないことが見えてきます。
過去の国会審議で判明した中国利権との闘い
簗氏の政治家としての真価を評価する上では、2014年時点での国会質疑という一次情報が極めて重要な意味を持ちます。
当時、彼は栃木県那須烏山市における上海電力の太陽光発電事業について、国会でいち早くその危険性を追及していました。
48メガワット規模のゴルフ場跡地開発に対し、県や市との事前協議を済ませずに強行していた手続き上の不備を鋭くつくいたのです。
彼は安保上の危機感から厳格な反太陽光パネルの姿勢を貫き、中国利権と正面から戦う政治家という側面があります。
ネット上でも「日本を中国企業から守ろうとして嵌められた」とか「先見の明があった」と高く評価する声も上がっています。
このように安全保障と国益のために体を張ってきた人物だからこそ、裏の利権勢力から標的として狙い撃ちされたとの見方もでているわけです。
栃木3区の利権対立と4ヶ月後の偏向リーク劇
栃木3区は渡辺王国の終焉後、激しい過疎化に挑むため簗氏が農政を徹底的に極める道を選んだ地域です。
簗氏は1日わずか3時間睡眠で予算書や政策書を読み込む真面目な政策通の面があり、その圧倒的な知見を高市総理も高く買っています。
地元では、県北を牛耳る栃木県建設業協会などの巨大な土建利権や談合の圧力を頑なに突っぱね続けてきたと言われています。
問題とされる5月24日の酒席での発言は、地元首長への不満を募らせる支援者をなだめるための内々のリップサービスという捉え方が出始めました。
恐ろしいことに、5月26日には地元紙の下野新聞の記者が例の音声を事前入手していながら、当時は一切記事にしませんでした。
そして発言から4ヶ月が経過した10月、簗氏の農相就任という政権発足の最大風速が吹く絶妙なタイミングを見計らい、反高市メディアへ流して巨大スキャンダルを爆破させたというのです。
つまり今回の騒動の裏には、地元の利権勢力と反高市メディアが連携して仕掛けた綿密な「政治的インテリジェンス戦術」の側面があるのかも知れないのです。
そうした様々な要素を勘案して、高市総理は今後どのような政治的判断を下そうとしているのでしょうか。
高市総理が更迭を見送った真意と防衛戦略
高市総理が「仕事で返せ」と語り、簗農相の続投を容認している背景には、政権壊滅を防ぎ国益を守るための高度な戦略があるとの見方があります。
もしここで目先の世論批判に屈して更迭第1号を作れば、それが閣僚失格の基準になるという悪しき前例を作ってしまいかねません。
そうなれば野党やオールドメディアは、他の閣僚の内々の発言や街頭演説の録音を持ち出し、次々と「閣僚ドミノ倒し」を引き起こす可能性があります。
一説によれば、反日・反高市メディアや中国、財務省などの真の狙いは、閣僚の連鎖辞任を通じて高市政権の求心力を根底から奪うことにあります。
そして、飲食料品の消費税実質ゼロ法案や議員定数削減、スパイ防止法、安保3文書改定、核シェアリング議論といった重大政策をすべて潰すことこそが彼らの真の目的とみられているわけです。
高市総理はこうした巧妙な罠を完全に見抜き、自ら過酷なバッシングを引き受ける覚悟で続投をいったん続投を決断したのではないでしょうか。
まとめ
過度なバッシングや極端な擁護論に惑わされるな
主権者である国民は、メディアの切り取り報道や過度なバッシング、あるいは極端な擁護論には決して惑わされてはなりません。
実際、本日(10月13日)の国会質疑においては、簗氏の公職選挙法違反絡みの違法行為に関しては、仮に違法性が明らかになれば躊躇なく更迭するという考えを示唆しました。
今後の事態の推移次第では、続投から更迭へと方針の大転換が起きるかも知れません。
私たちは偏った情報に流されることなく、今後の事態の推移を冷徹に見極めていく必要があると言えるでしょう。
