「鉄の女」高市総理の外交はなぜ評価できるのか? 今回の日米首脳会談を見て改めて感じたこと

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どうも、てつやです。皆さん、こんにちは。
今回の日米首脳会談、始まる前は不安視する声もかなりありました。

しかし終わってみれば、非常に良い形で着地したのではないかと思います。

今からその理由から説明していきます。

会談冒頭で感じた勝利の予感

最初に改めて断言します。

今回の会談は、率直に言って、日本外交の勝利だったと思います。

というのも、今回の会談では、日本にとって厄介な課題をいくつも比較的いい形で処理できたからです。

特に大きかったのは、次の3点でしょう。

  1. 経済面でアメリカにしっかり「お土産」を渡したこと
  2. 安全保障上の難しい要求を、正面衝突せずにかわしたこと
  3. トランプ氏との間で仲良し関係を築けたこと

この3つが揃った時点で、私はかなり評価していい会談だったと思っています。

高市総理は「手ぶら」で行かなかった

今回の会談で一番大きかったのは、高市総理が何も持たずにアメリカへ行ったわけではなかったという点です。

外交で大事なのは、きれいごとを並べることではありません。

相手が「この相手と組む意味がある」と思える材料を持っていくことです。

その意味で、今回の高市総理はかなり現実的でした。

一つは、米国内での小型原子炉(SMR)建設なども含めた11兆円規模の経済協力です。

これはアメリカ側にとってかなり美味しい話。

さらにもう一つ、日本側が中東情勢をめぐって、欧州各国との連携も含めて、一定の役割を果たしたことも大きかったと思います。

つまり高市総理は、ただ「日本の事情を分かってください」とお願いしに行ったのではなく、「日本はこれだけ貢献できます」という実績とプランを持って行ったわけです。

ここが大きいんですよね。
外交で弱い立場に回る人は、往々にして「分かってほしい」「配慮してほしい」とかばかり言います。

でも今回の高市総理は、少なくともそういう入り方ではなかった。

だからこそ、厳しい要求をそのまま呑まされる展開を避けられたのではないでしょうか。

「媚びている」という批判は、かなりズレている

今回の会談後、国内では一部に「トランプ氏への距離の取り方が近すぎる」とか、「媚びている」といった批判も少なからず見られました。

ですが、私はこれはかなりズレた見方だと思っています。

なぜなら、外交の場とは「相手に気に入られること」そのものが目的なのではなく、相手を動かすことが目的だからです。

そして、トランプ氏のように個人的な相性や印象を非常に重視するタイプの相手には、こちらが無駄に突っ張って見せることより、まず関係を作ることの方がはるかに重要です。

これは単純な「媚び」ではありません。

むしろ、相手の性格まで踏まえたうえで国益を取りに行く、かなり現実的かつ戦略的な対応と言うべきでしょう。

日本国内では、外交を「正論を言えたかどうか」で採点しがちな人が多いようです。

しかし国際政治は、残念ながら「学級会」ではありません。

こちらが気持ちよく正論を言っても、相手がへそを曲げて、日本にとって不利な結果になったら全く意味がないのです。

そう考えると、今回の高市総理の立ち回りは、私はかなりうまかったと思います。

確かにSNSの一部で、トランプ大統領とのハグを「媚びている」「女を出し過ぎ」「ホステスのようだ」と揶揄する声が上がったのは事実です。

しかし、現地の視点は全く異なります。 米国側のXでの反応は、私の見る限り、90%以上が称賛。

なぜ、ここまでして米国との絆を深める必要があるのか。

答えは、あまりにも冷徹な「力のリアリズム」にあります。

日本の防衛予算は、約9兆円。 対して、中国の軍事脅威は40兆円規模。 そして、米国の軍事力は140兆円という圧倒的な後ろ盾です。

もはや日本が単独で生き残れる時代ではありません。この140兆円の巨大な後ろ盾を、いかに「日本を守るために」機能させるか。

国際政治を動かすのは理屈だけではありません。 リーダー同士の「情熱」がしっかりと伝わってこそ、強固な同盟は初めて命を宿すのです。

高市総理は、身長160cm前後で体重は40キロ台という米国では小柄で華奢な体躯。 しかし、徹底して律せられたスタイルと、アーリントン墓地での献花に見せた凛とした佇まい。

世界が見たのは、日本という国を背負って「体当たり」で信頼を構築しにいく、エネルギッシュでチャーミングな「鉄の女」の姿でした。

今回、意外と効いたのは「オーセンティック・セルフ」だったのではないか

今回の訪米で印象的だったのは、高市総理が必要以上に立派な政治家を演じなかったことです。

日本の政治家は、海外の相手から見ると、どうしても表情が硬くて、何を考えているのか分かりにくく見えることがあります。

その点、高市総理は喜ぶ時は喜ぶ、空気が和んだ時はちゃんとそれが伝わる。

このあたりが、案外大きかったのではないかと思います。

ここで効いたのが、私は彼女の「オーセンティック・セルフ」だったのではないかと感じています。

要するに、変に作り込んだ政治家像ではなく、自分らしさを包み隠さずに出したことです。

たとえば、公式晩餐会でX JAPANの“Rusty Nail”が演奏された場面に対するリアクションもそうです。

ああいう場面で、変に取り繕わず、嬉しいものは嬉しいと素直に出せる人は、案外少ない。

こういうのは一見すると小さなことに見えますが、実際には「この人は何を考えているのか分からない」という不信感を減らすうえで、かなり効くんですよね。

外交は最終的に国家同士の話ですが、現実には、その前にまず“人と人”としての信頼があるかどうかが非常に大きい。

私は今回、その部分でも高市総理は大きな成果を残したように見えました。

日本は、理想論だけで身を守れる状況ではない

ここは感情論ではなく、冷静に見なければならないところです。

今の日本を取り巻く安全保障環境は、正直かなり厳しい。

中国、ロシア、北朝鮮という厄介な相手に囲まれている以上、「仲良くしましょう」だけで済む話ではありません。

そして、日本が単独で全てを背負えるかといえば、現実にはそうではない。

だからこそ、日本にとって最も重要なのは、日米同盟を“紙の上の約束”で終わらせず、実際に機能する状態で維持することです。

ここを見誤ってはいけないと思います。

トランプ氏のようなタイプの指導者に対して、「こちらは正しいことを言っているのだから、相手も当然分かるはずだ」と考えるのは危険です。

相手がどういう人物で、どう動き、何に反応するのか。

そこまで含めて対応しないと、日本の安全保障は守れません。

そういう意味で、高市総理が今回築いた関係は、単なる“仲良しアピール”ではなく、かなり実務的な意味を持つものだったと思います。

今回の会談で見えたのは、「戦える日本外交」の形だった

私は今回の会談を見ていて、久しぶりに

「日本もまだ、ちゃんと戦える外交ができるんだな」

と感じました。
もちろん、これですべてが解決したわけではありません。

今後も厳しい局面は何度も来るでしょう。

まとめ

それでも今回、高市総理は相手に差し出す材料を持ち、必要な距離感で関係を作り

日本にとって不利な展開をできるだけ避けるという、外交の基本をかなりしっかりやって見せたと思います。

最近、ネットを見ていると、高市は無能だとか、仕事をしていないなどと口汚く罵るアンチの声が目立ちます。

しかし私は、今回高市総理が成し遂げた外交はもっと正当に評価されてしかるべきだと思っています。

Last Updated on 2026-03-30 by